「車中泊」って特別なことではなかった!?

 キャンピングカーにしかできないことではない!

キャンピングカーに対する憧れや期待を持っていますが、一般的な自動車でも「車中泊」は可能です。

ただ、その快適性を向上するには、寝床部分の確保や遮熱性、遮音性なども深く関わって来ます。

すべてのケースではないと感じますが、あるキャンピングカーの寝室部分を紹介されている時に、「意外と水平を取るのが難しい」というようなセリフがありました。

また、海外モデルの紹介でも、停車中に車輪を固定したり、車体そのものを固定できる機能が付いていて、それが「水平維持」に繋がっていることも知りました。

確かに、水平維持が取れていない住宅であれば、「欠陥住宅」と呼ばれるでしょう。

移動することが頻繁にあるキャンピングカーの場合、停車状況は様々なだけに、「水平維持」をどう確保するのかは、ユーザーが停車させる時に心得たいポイントでしょう。

それとは別の話で、例えばフラットで身体を伸ばして寝られるスペースが絶対に必要なのかというと、「絶対」ではなく「オススメ」なのだとわかりました。

というのも、テントで宿泊する場合、マットを使うと寝心地が向上しますが、こみち自身はボコボコした床でもそれなりに寝ることができ、思えば「どこでも寝られる」体質です。

つまり、あれこれと装備を求める理由はより快眠を求める故のもので、昔のことを思えば「意外とどうにでもなった」という話です。

夏場など外気温がある程度見込める時期なら野宿もできたのですから、キャンピングカーだからと言ってあれこれと理屈っぽく考える必要はなかったのでしょう。

事実、今朝、それなりに寝ることができて、「車中泊できるじゃ!」と思った次第です。

僕たちにとって「車中泊」って何でしょうか?

こみちは暇な時にYouTubeで「車中泊」を楽しむ方々の動画を視聴します。

極寒の山奥で、一人朝を迎える様は、できるかどうかよりも「孤独だし話相手もいないしできない」と思ってしまいます。

ひとり旅もよくしていたのに、歳を重ねると軟弱になるものです。

それでも、車と数枚の毛布があれば、日本一周も季節を間違えなければできると感じます。

流石に、雪深い北国で、凍結しそうになりながら車中泊する勇気はありませんが。

そもそもキャンピングカーを使ったとしても、リスクを冒してまで「車中泊」したいとは思っていません。

今のところ、キャンピングカーを使う目的は、車内でも仕事ができる環境を整えたいからです。

つまり、極端な話、移動はマイカーで宿泊はホテルや民宿という選択肢も中高年になればありでしょう。

バイク一台に何もかもをくくりつけて、そのコンパクトさを「自由」だと思っていた若い頃とは違うのですから。

何より、旅を無理やりに定義して、これしか旅ではないと考える方がつまらないでしょう。

実際、「車中泊」って何でしょうか。

「ホテルに泊まる」と何が異なるものでしょうか。

こみち自身が考える「車中泊」は、屋外でする野宿似ているものの、「車内」で一夜を明かすことだと認識しています。

事実、快適装備のキャンピングカーで、楽しそうに一夜を過ごす人もいれば、どう見ても寒すぎでしょうと思ってしまう場所で丸まって眠る人もいます。

もしもこれが、住宅における寝室事情なら、これほど興味ある話でもないのでしょう。

でも、いろんなスタイルの「車中泊」があるから、YouTubeでも多くのコンテンツがアップされているのでしょう。

でも、「車中泊」を定義化しようとすると、途端に面白くなくなるのも頷けます。

車内調理なども併せて、いろんな目的で、好き勝手にしているから楽しいのですから。

例えば、「車中泊」スタイルという形で、誰かが場所や車種、寝具から寝相に至るまでトレンドにしたとしたら、どこか一般住宅では味わえない「アウトロー」な感覚もスポイルされてしまう気がします。

でも、キャンピングカーブームが十数年ぶりに到来したのも、きっと誰かがトレンドを作り出したからで、それに便乗させてもらう流れで、こみちもまた久しぶりに「キャンピングカー」熱が出たのでしょう。

当時と比べて、キャンピングカーも電力化が進み、エアコン搭載車が増えました。

10年以上も前なら、搭載されているだけで「上位機」になったでしょう。

でもまだまだ根本的な部分でキャンピングカー事情は気になる問題が残っていて、例えばオーナーになってどう楽しむかが十分ではありません。

その意味では、業界関係者が主導的に新しいトレンドを作って欲しいと願います。

単純に人里離れた場所で「車中泊」するだけで終わらせずに、キャンピングカーでどんな楽しい旅ができるのか、今のいう時代に合った生き方の提案みたいな領域まで踏み込んでくれたらと思います。

多くの「車中泊」を楽しむ人々を見て、それを模索しているように感じます。


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