スモールオフィスや隠れ家として考えるなら
最近、キャンピングカーにはエアコンを搭載したモデルが増えました。
しかし、以前にも記事としてあげていますが、「停車場所」問題は以前と解決できません。
スモールオフィスとして停車する場合、周辺への迷惑も気になりますが、治安や安全性も考慮したいからです。
これがキャンプの延長であれば、ハラハラドキドキという体験も思い出になるかもしれませんが、スモールオフィスとして考える以上は避けたいファクターです。
キャンピングカーとは?
以前のキャンピングカーは、キャンプ場でテントを設置しない代わりに車で寝られるものという認識でした。
エンジンを掛ければ、エアコンも使えましたし、テントよりも雨風が凌げるのは確かでしょう。
しかし、今比べているのは雑居ビルにあるオフィスです。
当然ですが、雨風はもちろん、エアコンやトイレも完備されているのが前提です。
一方で就寝スペースは時にないので、イスやデスクを使って簡易ベッドにしていたことでしょう。
そう考えると、フラットでクッション性のあるキャンピングカーの就寝スペースに軍配があがります。
キッチンやトイレ、シャワーに関してはどうでしょうか。
例えば都心部のオフィスビルの場合、一階にコンビニなどが入っていたり、ショッピングモールになっていたりして、雨降りでも傘を差すことなく利用できます。
キャンピングカーでは、冷蔵庫や電子レンジを搭載したモデルもありますから、簡単な調理ならできなくないでしょう。
車内調理にどれだけの思い入れを持ちのかでも、選択肢が変わってきそうです。
シャワーなど入浴設備に関して、こみちが以前に勤務していたビルで言えば、隣接したビルがビジネスホテルになっていました。
会社持ちの施設ということで、何度か申請して利用させてもらいましたが、十分に睡眠を確保できますし、疲労回復にも効果があります。
そのあたりは乗用車での「寝られる」とは比較にはなりません。
キャンピングカーでも、しっかりとスプリングやクッション性を確保したベッドを用意したモデルもありますが、寝心地という意味では同等というところではないでしょうか。
そう考えると、キャンピングカーというのは、「時間を気にせずに自由に移動できる」が最大のメリットとなるのでしょう。
オフィスとしての選択肢
小さな仕事場という認識で言えば、一般的なオフィス以外にも、公園やショッピングモール、コーヒーショップなどでも仕事はできます。
しかし、本腰を入れるとなれば、気兼ねなく使える空間が必要でしょう。
割安で利用できるビジネスホテルですが、チェックインの時間を考えると日中をフルに使うことは難しくなります。
連泊に予定であれば異なるかもしれませんが、もう少し考え直してみる必要がありそうです。
キャンピングカーをオフィスとして使う
こみちとして考慮したいポイントは、外部との遮断と騒音振動の回避でしょう。
例えば無料だからといって人気の道の駅を利用した場合、周辺はそれなりに騒音もあるはずです。
また夏場にエアコンを使えるからと稼働させたら、室外機の振動がはっきりと分かるのではオフィスとしては平均以下です。
そもそもの問題として、「エアコンも使える」なのか、「エアコンが不満なく使える」なのかは気になります。
もしもそれなりの振動や騒音があるとしたら、ミニバンやハイエースのような車を簡易的な仕事にしても大差ないでしょう。
例えば、ポータブル電源を持ち込めば、パソコンの電源はもちろん、保冷庫なども使えるので、数時間くらいなら十分に過ごせると思うからです。
どうしてもという場合には簡易的な仮眠もできますし、ビジネスホテルを上手に使えば、長旅でもコストは削減できます。
キャンプ志向が強い人で、車中泊や車内飯にこだわる方や、ペット同伴という方は、キャンピングカーでの快適性に着目すると思いますが、オフィスとして考えるとコンパクトなフリードでも簡易テーブルなどを上手く使えば十分にオフィスになります。
大容量のリチュウムイオンバッテリーや電気ボイラーなども搭載可能な新型SAKURAなどのキャンピングカーをオフィス転用した場合にどれだけ快適なのか確認してみたいところです。
移動が不便な雨天時は車内でも立てるキャブコンが快適ですが、それだって回避策が無いわけではありません。
新型SAKURA購入費用が軽く1500万円と考えれば、そのコストを新たな事業資金に回したくなるのもあるでしょう。
順番を考えると、乗用車にポータブル電源を持ち込み、ナビはネットが使えるサイバーナビを使うことで、コストを抑えつつも移動できるオフィス環境を活用する方が効果的かもしれません。
その後、バンコンで簡単的な車内調理ができるモデルの購入、さらにはもっと本格的なキャブコンへとステップアップしても良さそうです。
今はまだ、高額なキャンピングカーを購入するよりも、その費用で全国各地へと足を伸ばして楽しむことが優先されるでしょう。
いずれにしても、コロナ禍が収まったら、キャンピングカーショーに行きたいです。