「パワー」と言うジャンプ力の活かし方

 「パワー」とは何か?

簡単なイメージを使えば、人は誰でも雲にような固定化されていないボリュームを持ち合わせています。

知識や経験を積むことで、それを大きくすることができて、自信を失うなど推進力が低下した時には萎んでしまうのも特徴です。

その中で、「パワー」は、その時に持っているボリュームの「長さ」に相当します。

もちろん、ボリュームの形も大きさも変わるので、「長さ」と言っても一定とは限りません。

ある人はコツコツと作業するのが得意とか、人前でパフォーマンスしたら実力以上の成果が出せるなど、計り方によっても長さが変わります。

教育の方法でも、「得意を活かす」と言う考え方があれば、「苦手を克服する」と言う考え方もあるように、ボリュームをどう育てるべきかは個人や地域、文化によっても変化するでしょう。

より球体に近い人ほど、オールマイティーな能力を持ち、細長い棒状の形をした人は得手不得手がはっきりいています。

ある分野に天才的な能力を発揮するものの、中には日常生活にも困るほど、当たり前に思うことが苦手と言う人だっているはずです。

「パワー」を「長さ」と考えて、もう少し深掘りしてみましょう。

「パワー」と「成長」の因果関係

「成長」には、肉体的な意味や精神的な意味など、いろいろな意味合いが含まれます。

しかし、いずれの場合にも、成長には「原因」となるきっかけが存在し、コントロールすることも可能です。

社会人になって実社会に出て、改めて大学に戻ってみると、当時とは異なる「そうだったのか!」と言う驚きがあるのも、「原因」となる経験を踏まえたからでしょう。

言い方を変えれば、狭い領域から生み出された言葉には、「正解」はあっても「真実」なのかは判別できません。

なぜなら、言い当てているとしても、そこに至るまでのプロセスに「原因」が不足しているからです。

つまり、結果として同じ意見になっても、成功者のメッセージに重みがあるのは、その「原因」に理由があるからで、表面的な憶測から導き出された言葉には、やはり「真実」ほどの価値がないのでしょう。

「パワー」をみなぎれば、より遠くまで見通す力が宿ります。

越えられない壁も越えることができるのも、「パワー」あってのことです。

言い換えれば、目の前の壁に翻弄され、つまづいてしまう場合、「パワー」不足を疑ってもいいでしょう。

つまり、足元を見直し、けってを改善したり、より長所を伸ばすことができれば、「壁」を克服できるからです。

海外と国内の環境は違う!?

発端は年末の格闘技イベントです。

注目していた「堀口恭司選手」のことを調べる中で、彼の非凡な才能と、これまでに残した数々の輝かしい結果を知るに連れ、「パワー」の活かし方を考えました。

才能に恵まれた人はmパワーも多く、より遠くの目標まで到達できます。

堀口恭司選手で言えば、短期間で修斗のプロに昇格できたのがことでしょう。

普通なら、プロになれずに終わる人が大半で、選りすぐりの数%がプロ昇格できるほどの厳しさです。

どんな風に自身のポテンシャルを発揮させれば、結果に結びつくか。

そのためには苦手の克服と強みを磨くことが欠かせません。

一方で、海外の選手、特にトップクラスで競う選手をみると、国内では感じられないほどの「パワー」を発揮し、格闘技の試合で言えば、その迫力やダイナミックさは独特の雰囲気があります。

海外の野球やサッカーにも言えますが、国内の場合とは少し異なる印象を受けるのも、潜在的な「パワー」が違うからでしょう。

俊敏で、フットワークに優れた堀口恭司選手ですが、彼をも凌ぐほどのスピード感を持った選手がいます。

当時のフライ級チャンピオン、デメトリアス・ジョンソン選手のことですが、「世界は広いなぁ」と感じさせます。

時期は前後するかもしれませんが、堀口恭司選手は国内の所属ジムを離れ、アメリカにある格闘技ジムへと移籍しました。

打撃や寝技など、最新鋭のテクニックを学べるほか、トータル的な戦略までサポートしてもらえる環境に身を置くことで、より「パワー」アップできたのでしょう。

自身の成長に「ライバル」を見つけることが、有効と言われるのも、ある意味で相手を知り、自分にフィードバックさせることで「パワー」アップに繋がるからです。

こみちのような凡人にはとても真似できないことですが、それでも一歩進むうえで学びになるはずです。

「今年こそ、飛躍したい!」と漠然的に思っても、思うように飛べなかったり、ジャンプできないことだってあります。

「自分はダメだ」と思う前に、「パワー」の付け方やその方向性、目標までの距離を確認して、自分に合った方法で前に進んでいきましょう。

人生の中で、どこかでは「脚固め」が必要で、それさえできない人は前にも進みません。

「結果が出ない」のではなく、「出さない」ようにしているのは自分自身かもしれないってこと。

がむしゃらなだけではない方法にも取り組みたいですね。

中高年になると、勢いだけでは続かないので。

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