今、格安リゾートマンションに注目が集まっている!?
例えば、東京からのアクセスにも優れた「熱海の中古リゾートマンション(2LDKなど)」が400万円から500万円で購入できるそうです。
これが都内の中古マンションなら2000万円から4000万円となり、利便性などに差があるとは言え、かなり価格に差が生じます。
さらに、物件にコンパクトな1Kでは100万円前後と、軽自動車よりも安いこともあるのです。
そこで、もう少しリゾートマンションについて調べてみると、一般的なマンションが定住型を基本としているなら、リゾートマンションは週末や季節限定を見据えた間取や立地、設備になっています。
温泉が使える大浴場や、室内プール、ジムなど、豪華でゆったりとくつろぎたい人に向けた演出が魅力なのです。
そんなリゾートマンションが、中古とは言え格安で販売されているのなら、例えばキャンピングカーとどちらいいのか気になります。
戸建てとマンションの違いって!?
戸建ての方がマンションに比べて高いというイメージがある他、管理面ではマンションの方が簡単という印象もあるでしょう。
しかし、ある意味ではそうとも言えますが、別の視点ではそうとは言えない事情もあるようです。
マンションを購入すると、一般的にはオーナーたちで作る「管理組合」にも所属します。
この「管理組合」は、オーナー自身が活動することもあれば、民間の管理会社に管理費を収めて代行してもらう場合もあります。
つまり、マンションなら管理が簡単というのは、この「管理費」を支払うから可能になるんです。
管理組合の目的は、日常生活ではゴミ出し場の掃除や配管のメンテナンスなど、マンションの維持管理に関わる部分。
中には、建て替えという大掛かりな議題も、この管理組合で決定されます。
集団で住むマンション特有のシステムとも言えます。
リゾートマンションの購入で確認したいポイント
例えば、20戸で構成されるマンションがあったとしましょう。
しかし、リゾートマンションということもあり、定住地として使っているのは5戸だけで、残り15戸に関してはオーナーこそいますが管理組合にも顔を出さない状況だとします。
そんな状況で問題があるとすれば、管理や修繕で費用を徴収する場合にもオーナーが集まらずに話し合いが進まないことも考えられます。
また、あらかじめ定めた規定に従って出席者のみで決定されても、それに従うのは定住者に限るかもしれません。
つまり、オーナーではあっても費用を支払わない場合もあり得るということです。
特にリゾートマンションの特徴は、温泉施設など様々な設備があること。
実はその管理費もまた、オーナーたちの負担から成り立っています。
つまり、物件購入費ではなく、維持費の面で一般的なマンションよりも出費が掛かる可能性も含まれます。
さらに言えば、購入した物件を様々な理由で手放したいと思った時に、買い手が見つかるのかも要注意です。
というのも、オーナーであれば、原則としてずっと「維持管理費」が必要になるからです。
定住地として住み続ける人には大きな問題ではありませんが、期間限定で利用している場合にこの「コスト」が負担になってきます。
この辺りが、都心部でのマンション購入とは異なるポイントでしょう。
空き家物件が増えている時代だけに、「購入した方がいい人」と「必要な時だけ借りた方がいい人」とがいるはずです。
リゾートマンションを借りる?キャンピングカーなら…
ネットで検索すると、リゾートマンションを借りるという選択もあります。
月額20万円など、広さや利便性で価格は変わってきます。
ただ、この場合、自分の都合で借りられるとは限らないので、特定の期間などのこだわりがある場合には希望が叶わないこともあるでしょう。
そうなってくると、キャンピングカーは駐車スペースさえ確保できれば、簡単に定住できます。
何より、管理組合などの制度がないので、自由度という意味でも精神的な負担が少ないでしょう。