キャンピングカーライフをどう継続させられるか?
キャンピングカーライフを満喫している中心は、60代以降の「リタイヤ組」だそうです。
特に退職金などでキャンピングカーを購入し、4、5年夫婦で旅をしながら全国を回れば、車両代込みで旅費を1000万円程度に抑えられます。
というのも、キャンピングカーはキレイに使えば買取価格も期待できるからです。
もちろん、高性能のバスコンやキャブコンを選ぶとコストは増加しますが、そのあたりは旅のスタイルや旅行の目的などで変わるでしょう。
一方で、まだ働き盛りの世代や、マイホームや子どもの教育費が残っている世代は、フルローンで1000万円のキャンピングカーを購入するのは勇気が必要です。
すでに資産運用を始めていて、生活費以外に7万円程度の月収が見込める場合なら、700万円程度のバンコンを購入しても返済の見込みが立つでしょう。
これが、仕事を完全にリタイヤして、旅を続けながらということになると、キャンピングカーの返済に加えて、旅の維持費、健康保険や年金、税金まで含めた場合には、月収20万円以上をどう稼いで行くのかがポイントです。
例えば、日払いの仕事をするなどして月収20万円を稼ぐとしても、そのために週の5日を8時間拘束されてしまうのであれば、キャンピングカーで暮らすよりもアパートなどを借りて、ある程度の資産運用を先行させる方が効率的です。
もっとも、キャンピングカーライフそのもので収益に繋げられる見込みがあるなら、思い切った作戦も成立ですでしょう。
ただ、キャンピングカー人気が追い風とは言え、YouTube などでチャンネル開設をしている方々の中で、どれくらいの割合で生活費を捻出できているのでしょうか。
一部の噂では、上位数%に入る人気YouTuber以外は、動画投稿だけで生活できないと聞きました。
それが正確か否かは別としても、「規約の変更」で収益が変わってしまうことを考えると、中高年世代で現職を失って、動画投稿だけに賭ける生き方はハイリスクと言えるでしょう。
そこには、別の方法でどれだけ資産運用を実行しているかがポイントで、人とは異なる生き方を続けるのは簡単ではありません。
「美容師」資格を活用
こみちは介護士という仕事をしていることもあり、訪問美容というサービスを知っています。
訪問美容とは、介護施設や利用者宅を訪れて、髪を切るサービスのことで、「美容師」資格を持つ人が行えます。
月一くらいのペースで、どこの介護施設でも実施していることから、美容師資格を持っていれば、営業次第では定期的な収入源を得ることができます。
もっとも美容師にならなくても、介護士資格を取得し、例えば夜勤専従として効率的に働くこともできます。
夜勤帯であれば、自動車工場などの製造業でも募集していますが、介護士資格の良いところは「特定の曜日だけ」という選択肢も可能だと言うこと。
施設にもよりますが、当日の夕方に出勤し、翌朝までの16時間の勤務になります。
ただ、一回の勤務で拘束時間が長い分、2万円を超える収入が期待できます。
大手企業での年収換算をすれば、サラリーマンとしてしっかりと勤め上げ、退職金をもらって老後にキャンピングカーライフを楽しむのがオススメなのは間違いありません。
でも、20代や30代、又は40代にキャンピングカーライフとビジネスを両立させられないかと考える気持ちはよく分かります。
個人事業主として軌道に乗るのも簡単ではなく、まして車両購入費で出費することを考えると、先行きが不透明な見切り発射は何かと問題がありそうです。
「旅を楽しむ姿」を好意的に評価してもらう工夫
キャンピングカーライフを継続させるには、その姿を好意的に評価してもらい、仕事面や生活面でのサポートを受けやすくしておくことが不可欠です。
キャンピングカーで移動しながらも、自身のスキルで仕事をして稼げる人はいいのですが、そこまでの実績や経験を重ねるにはそれなりの時間が必要だからです。
その意味では、YouTubeなどを活用して、自身の旅を紹介できると周囲から理解される可能性は高まるります。
また、全国各地で使える「美容師」資格などを持っていれば、いろんな所で髪を切る仕事が見つかります。
中高年に人気のある清掃や警備、運送の仕事も仕事を見つけやすいかも知れませんが、キャンピングカーとの相性は必ずしも良いとは言えません。
もっとも、キャンピングカーに拘らない人で、車の運転が好きという場合、トラックの運転手という選択肢もあるでしょう。
移動することができる上に、報酬も得られると考えれば、「長距離ドライバー」は希望に合致するかもしれません。