『ボクのおうちに来ませんか〜モバイルハウスで見る夢〜』を観ましたか?
2020年12月6日にフジテレビ系列で放送された「ザ・ノンフィクション」は、今流行りの「モバイルハウス」をテーマにした内容でした。
簡単に放送内容を紹介すると、トラックの荷台部分に架設されたモバイルハウスで暮らす若者と、同じような生き方をしている別の若者、そしてそんな彼の恋人や家族との関係に着目しています。
ここでのテーマは、ズバリ「自由」。
自由な生き方とは何かに触れていきます。
家を持たずにキャンピングカーなどで生活しながら、日本各地を自由に移動し、自分探しや自分らしい生き方を求める方々はTwitterでもよく見かけます。
こみち自身もそんな生き方に憧れている一人ですが、20代の頃にバイクで自由気ままにツーリングしていた時とはなんだか異なる感情も起きています。
その一つが、「自由」に対する考え方。
自由を孤立無縁と解釈するべきではありません。
自由とは、自己決定だったり、自由な意思で選択できるという意味だと思っています。
こみちは今すぐにでも「旅」に出たいと思っています。
しかし、その一方でどこに向かうべきかはとても考えます。
これが若い頃なら、未だ行ったこともない場所に行けるだけでワクワクできました。
そこにはきっと、こみちも知らない生き方や自由があるように思っていたからです。
しかし社会経験を積み、「生きる」ということが社会との関わりで、「一人では生きていけない」と知った時に、「距離感」を意識した「自由」があることに気づかされます。
24時間、356日何もないことが自由ではなく、例えばそんな時間でさえ肉体的に精神的には「歳を重ね」、いつしか自分自身では立つことも歩くこともできなくなる時が来るからです。
そう思うようになった背景には、介護士として高齢者の支援に関わっていることも否定できません。
そのような視点で、この「ザ・ノンフィクション」を観た時、モバイルハウスで暮らしながら「自由」を探している若者たちが「羨ましく」も感じました。
その一つは、「若さ」です。
中高年になってからの「1年」はとても大切に感じます。
できることなら同じ景色は3分で十分で、もっといろんな景色や体験を次々にしたいと思ってしまいます。
それはきっと残された健康が少なくなったことに気づかされたからで、長期的、短期的、いろんな計画や試みを同時進行させながら、少しでも効率的に「時間」を使いたくなります。
ゆっくりと沈む夕日を、モバイルハウスの中から眺めている。
そして、明日も明後日も、もしかすると1ヶ月も、そんな時間を過ごしていられるのは、「若い」の特権でしょう。
そしてもう一つが、「帰る場所」です。
番組にはモバイルハウスで暮らす2人の若者が登場しましたが、彼らにはちゃんと戻れる「場所」がありました。
一人の人は幸せそうな実家でしたし、もう一人は健気に待っていてくれる恋人の存在です。
住所を持たないまま、自由気ままな生活を送ると、いざ社会に戻ろうとしても簡単ではないでしょう。
少なくとも住まいを得るだけの資金や、新しい仕事を見つけるまでの生活費など、都内であれば最低でも数十万くらいは準備しなければいけません。
しかも仕事が見つかりにくい中高年なら、なおさらその資金も増加するでしょう。
さらに言えば、社会から求められる幸せというのも、中高年になってより強く感じます。
どんな形であれ、社会とのつながりを持っていたいと思います。
昔とは違うので、どこに居ても社会とは繋がっていられます。
ただ、それでも自分のことを発信するのは、何気に考えてしまいます。
番組を見終えて、二人の若者がこれからもしばらくはモバイルハウスを続けていくことを紹介していました。
まだまだ30歳前後。
時間的にも余裕がある年代でしょう。
こみち自身は、社会の中で、「旅」に憧れながら出発できる日を待ちわびています。
社会との関係を完全に断ち切るのではなく、程よい距離感を保ちながら生きられる方法を見つけるまで、もうしばらくは社会人として生きていきます。
皆さんは、旅に憧れますか。自由で居たいですか。
生きるという前提で、どんな生き方に自由を感じるかは意外とその人それぞれかもしれません。
だからこそ、冷暖房すら整っていないモバイルハウスで暮らす若者たちから、「自由」の意味を考えさせられるのでしょう。