新車と中古車の基本情報
目安として、新車購入時800万円クラスのキャブコンキャンピングカーなら、一年経過するごとに下取り価格は約100万円下がっていくとも言います。
また、10年を超えても「0円」になるわけではなく、そのあたりは一般的な自家用車よりも高く買い取ってもらえるようです。
その背景には、中古車購入を希望する人が多いからとも言えます。
また、新車購入の場合、注文して翌月に納車されるということは稀で、長いと１年以上になることも珍しく無いそうです。
すぐに乗りたい人には、価格以前に、中古車両がとても魅力と言えるでしょう。
中古キャンピングカーの購入から再売却まで
キャンピングカーを購入する場合、多くはその車種を製造販売しているビルダーや提携会社を利用するでしょう。
売却時には購入した店舗以外に、複数の買取店に見積もりしてしてもらうのは、自家用車と同じ流れです。
その際、「ワンオーナー」ではなく、「複数オーナー」になると、それだけ買取業者としても車両の見積もりが厳しくなるでしょう。
それはつまり、同じオーナーが５年乗った場合に比べて、いろんなオーナーに乗り継がれた５年落ちの車両は、同じ劣化だったとしても同額の見積もりにはならないということです。
新車価格800万円。
例えば２年乗って600万円で買い取ってもらえたとしたら、２年間で新車キャンピングカーを楽しんで200万円を費やしたことになります。
一方で、２年落ちの車両を650万円（前オーナーが600万円で売却したとして）で購入したとしましょう。
２年間、たっぷり乗って売却する場合、450万円以上なら中古キャンピングカー購入で出費を抑えることができたことになります。
細かな部分では、新車購入なら真新しい車両を使えるわけですし、故障があってもその内容によってはメーカー保障の範囲内ということもあるでしょう。
中古キャンピングカーの場合、メーカーの保障は切れているでしょうし、販売店での対応に限られるとしたら、より慎重に車両や装備の確認が不可欠になります。
ある程度の修理ならできてしまうオーナーさんは気にもしないのでしょうが、こみちみたいに不器用なら、購入後の修理代がかさみます。
例えばこみちが購入するなら
予算が650万円しか無いなら、800万円だった中古キャンピングカーを650万円で購入するのではなく、新車価格650万円の車両から探すでしょう。
もちろん、納車まで数ヶ月や一年待つことにはなりますが、その間はレンタルキャンピングカーを使うなどして納車日まで待ち続けます。
というのも、１つにはキャンピングカーの資材価値が高く、上手に乗れば意外と売却時額が見込めるからです。
ワンオーナーで程度も良ければ、高額査定も期待できるからです。
そのためには人気車種を選ぶ方が良いですし、信頼できる販売店から購入しましょう。
販売店との付き合いは一般車両以上だと思いますし、信頼や安全をケチって後悔したくないからです。
また、例えば10年くらい長期所有を見越し、程度の良い中古キャンピングカーを購入するというのもありです。
さらには、自分で内装を修理するつもりで、格安キャンピングカーを見つけるのも腕のある人なら面白いかも知れません。
車両保険を検討するのであれば、資産額に応じて保険代も上昇するでしょうから、その辺りの設定額も含めてキャンピングカー購入を検討した方がいいでしょう。
特に近年、エアコンや電子レンジ、大容量サブバッテリーなど装備品が増えているので、その内容によってはお買い得な中古車もあれば、新車購入が後々お得ということも出てきます。
10年前のキャンピングカーと最新モデルではかなりコンセプトが違うことも含めると、安心感も込みで新車キャンピングカーが理想なのですが。
そこは予算や考え方次第ですね。