キャンピングカーとドローンの意外な関係

 ドローンの魅力

キャンピングカーを手に入れ、全国各地を旅できる準備が整ったら、その様子を動画コンテンツにして公開したくなるものです。

近年、カメラの性能が格段に向上し、高画質=大型カメラという図式すら通用しなくなりました。

その背景には手振れ補正機能が大きく関わっているでしょう。

実際、こみちが若かった頃、カメラ撮影はアングルや構図ではなく、「持ち方」から学ぶのがセオリーでした。

というのも、重量が数キロにもなる大型カメラを自在に振り回して撮影するのはそれなりの技術が必要でしたし、小型カメラではちょっとした手元の動きで、手ブレしてしまうことが起こっていたからです。

すっかりそんな手間が最新技術によって取り払われると、腕力などなくても「美しい写真」を誰でも簡単に撮影できるようになりました。

そんな技術革新は、航空撮影にも波及し、以前のラジコンヘリでは高難度とされたホバリング(上空での静止保持)も機体の補正機能によって自動的に行われるまでになり、「ドローン」の人気も爆発的に増加したと考えられます。

初めてでも簡単に、しかも今までなら高い専門家でなければ得られなかったアングルで、しかもダイナミックな映像撮影が可能になりました。

ドローンの規制

ラジコン以上に手軽に飛行させることができるドローンだけに、リスク回避や安全保持に対する知識が不足してしまうケースも増えるでしょう。

技術革新がもたらされた一方で、100%安全性が確保されない以上、墜落や操縦不能に陥った時の回避策も理解しなければいけません。

言い換えれば、操縦のサポートが高いドローン故に、墜落や操縦不能に「陥らない」「陥る危険を回避する」対策が求められます。

2020年12月現在、200g以下のドローンは「トイドローン」という扱いになり、それ以上大型のドローンとは異なる管理下に置かれます。

それ故に、気軽に飛行させられるというイメージを持つ人もいますが、完全に自由に飛ばせる訳ではありません。

特に人が集まる場所や住宅街など、墜落や操縦不能になった場合の危険を回避するために、制限があることは容易に理解できます。

その意味では、たとえ「自宅の庭だから…」と考えるべきではなく、予期せぬ事故を回避するためにもしっかりと飛行条件を踏まえた対策が求められます。

その意味では、200gを超える本格的なドローンを扱いための知識を身につけた人が、手軽さからトイドローンで楽しむくらいの意識が必要なのかもしれません。

というのも、200g以下ではかなりの距離を飛ばせる高性能なドローンも販売されていて、気軽さと危険性のバランスが段々と偏っている傾向があるからです。

そうなれば、200gではなく100g以下のように、より飛行能力に制限を掛けて、自由に飛ばせないようになるでしょう。

もっとも、ドローンを扱えなくなるのではなく、知識や操作技術がないままでの気軽さにより強い制限が掛かるだけです。

言うなれば、車やオートバイを運転するなら、それぞれに合った運転免許を取得しなければならないことと変わりません。

現状としては、無免許でも扱うことができるドローンがあるというだけで、それだって全てが許されているのではなく、ある限られた範囲内で黙認されているに過ぎません。

ドローンによる映像の美しさを広めるためにも

森の中にあるキャンピングカーやテントを、自前のドローンで上空から撮影すれば、大自然の雄大さと自分の存在が高次元で表現できるでしょう。

実際、youtubeでも多くの動画コンテンツがそのような技法を上手に取り入れて、自己表現の一つとして活用しています。

「映え」という言葉が一般的になり、「見え方」に高い関心が現れる一方で、ドローンの規制にみるような安全確保もおざなりにされるべきではありません。

その意味では、許認可に関わる部分をしっかりとクリアしながら、自己表現に工夫を凝らすべきでしょう。

結局のところ、キャンピングカーに関する社会問題とも重なりますが、車中泊を禁止する駐車場が増えてしまう背景には、他人のように自分もしてみたい」という気持ちが優先された結果、その増加で困惑する人が現れます。

長く楽しむからこそ、「マナー」を守るという気持ちを大切にしないと、思わぬ制限が増加し、気軽に心から楽しめない環境になってしまうでしょう。

その意味では、業界全体での活動も大切で、売れれば良いという発想だけでは長く親しまれないことになってしまいます。

こんな記事はいかが?