「YouTube」に進出するキャンプ雑誌業界の面々

 「日本一周」という言葉のインパクト

こみちが子どもの頃、「日本一周」や「世界一周」はとても特別な存在でした。

しかし、「日本一周」に関しては、車やバイクを使えば難しいものではないでしょう。

また、難しくないだけに、原付バイクや自転車、徒歩、路面バスなど、「しばり」を設けることで「旅」を盛り上げたくなるほどです。

こみちは普段、介護施設で働いています。

高齢者の生活支援をするのですが、世界各国の山に登るのが趣味だったという人に出会いました。

登山好きな人はよく聞きますが、その方の話を聞くともう登山家という職業だったのではないかと思えるほど、その登山が地球規模だったりするからです。

南米ペルーから北上し、アメリカを抜けてカナダ、アラスカへと進み、北極圏へ。

他にもヨーロッパ諸国の山にも詳しく、この前はニュージーランドとオーストラリアでの旅話を聞かせてもらいました。

その時に思ったのは、「未体験な世界への憧れ」と「非日常性」でしょう。

しかし、「日本一周」に限っては、訓練を受けた冒険家だけのものではなく、昨日までサラリーマンだった人が「旅に出よう!」で日本をめぐることができてしまいます。

文化の違いも、貨幣価値の違いも、治安だって国内はまだ十分に安全でしょう。

そう考えると、男性だけでなく、女性のひとり旅でも「日本一周」を達成できるほどです。

雑誌「Auto Camper」のYouTube 参入

「Auto Camper」といえば、バイク雑誌「モーターサイクリスト」なども手掛ける八重洲出版社です。

そんな出版社が、YouTube で「とびだせ!オートキャンパーテレビ」を開始しました。

個人的に興味があるのは、紙面作りのノウハウと映像化への移行でしょう。

というのも、これまで旅やバイクの知識は雑誌から得ていたものです。

こみち自身、「モーターサイクリスト」などは、リッターバイクに乗るベテランライダーの雑誌という印象で、中免しか持っていないけど「リッターバイク」を気にしているという背伸び感がありました。

その頃も、情報の少なさが憧れであり、街中や旅先で見かけるリッターバイクは、少年だったこみちには「いつかはあの領域へ」と思わせてくれたものです。

一方で、時代はインターネットの普及で大きく様変わりしました。

雑誌を読む人が減り、インターネットから情報や話題を見つける人が増加したからです。

YouTube でも、いろいろな車種を試乗し、素人目線から乗り味を発信している方が増えました。

そこには、「プロ」とは異なる「素人」にも体感できる特長が見る人に親近感を与えるのでしょう。

「いつかは…」そんなかつての憧れよりも、「今すぐに」と感覚そのものが変わってしまったのです。

しかし、編集部の面々のこれまでに蓄積したであろうノウハウは、YouTube でも強みになるはずで、「どんな見せ方」で結果を掴むのか気になる所です。

一方、テレビ番組とは異なるYouTube の気楽さも、業界のプロが各方面から参入している現状は、素人が立ち向かえる相手ではないのかもしれません。

こみちなりに見ていると、夫婦やカップルという組み合わせで、「女性」が前に出ているチャンネルに人気が集まっていると感じます。

男性主体のチャンネルでも、不定期に女性が加わったり、男性だけであればよりテクニカルな話題を掘り下げている印象です。

また、すでに影響力のある有名人とコラボして、知名度を上げるのはもはや定番の手法です。

かつての大家族ものが参考に!?

以前、「〇〇家の大家族」という番組が人気でした。

子どもだけで野球チームが作れてしまうほどの大家族です。

本当はどうか分かりませんが、程よくトラブルが起こって、家族で騒動が勃発し、視聴者にすれば「この先、どうなるのだろうか?」とハラハラします。

でも、コンテンツとしては、正にセオリーでしょう。

淡々と状況説明が続く内容は、余程の有名人でもなければ成立しません。

冒頭でアイキャッチできるようなインパクトが来て、それがどこで登場するのかと、視聴者を惹きつける必要があるからです。

ということは、出演者に明確な特長がある場合や、内容にアクシデントや突発性が含まれると、そのコンテンツは見てもらえるのかもしれません。

逆に、隅々まで計算され尽くして、画面自体が安定していると視聴者には飽きられてしまうのでしょう。

同じプロでも、人気漫才師がネタ見せした時、ネタが違って見えるから不思議です。

それって、「見せ方」や「出し方」の差なのでしょう。

ますます「YouTube 」も難しい時代になりました。

Auto Camperの面々がどんな風に変化して行くのか期待しています。



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