職業欄に「旅人」と書ける日まで

 当たり前の日常

介護士として介護施設で働いているので、職業柄いろんなことが起こります。

まぁ、介護士という仕事を全く知らない人にすれば、「どんなことをしている人たち?」って感じでしょうか。

簡単に言ってしまえば、加齢や病気などの理由で、日常生活に支障が生じた方々のサポートをする仕事です。

その範囲は、「日常生活」の全てなので、普段私たちが当たり前にしている「アレ」や「コレ」も仕事に含まれます。

言い換えれば、「一緒に散歩する」のも仕事ですし、「カラオケで歌う」のも仕事です。

一緒にオヤツを作ったり、世間話や内緒話で笑ったり悩んだりするのも、全部仕事です。

だから、基本的なスキルを覚えてしまえば、とても自由度の高い仕事とも言えます。

だって、支援方法ってこれだけが正しくて、他は間違えているってことないでしょう!?

結果として、支援されたい人が「有益」になれば、それは全て必要なことだからです。

なぜ、そんな話をいきなりさせてもらったのかというと、「こみちは、まだまだ旅人にはなれそうにない」からです。

介護士として「支援する仕事」をして思うのは、「どれ支援されているか?」を知ることでもあります。

フリーランスとして、自分の決断だけで生きていた頃、「自由だけど孤独だなぁ」と思っていました。

夜、寝る時に言いようにない不安を感じたり、その方法が正しいのかといつも後ろを振り返りながら、「一歩だけ進もう」と自分に言い聞かせて来ました。

介護士になって、サポートを必要とする人に会って、彼らが何をして欲しいのか考えるようになって気づいたことがあります。

やはり、人はいつも孤独で、不安を抱えている生き物です。

強くなれば、自信が付けば、それは乗り越えられると思っていました。

しかし、物事がよく分かるほど、今まで以上に孤独で不安を知ることになるはずです。

なぜって、介護士として働いてみて、孤独で不安を感じない人を見たことがないからです。

皆さんが見せてくれる「青くて広い空」みたいな画像は、こみちをドキドキさせてくれます。

なぜって、そこに「旅」が見えるからです。

こみちも早くそんな景色を見上げながら、まだ旅に出られない誰かに向けて「お裾分け」してあげたいです。

でもでも、やはりまだ「旅」には出られそうにありません。

なぜって、施設にはこみちを待っていてくれる人が、一期一会のような確率で出会い、いるからです。

「ヨォ、にいちゃん!」

「ちょっとすいません!」

いろんな呼び方で、こみちを見つけて声掛けてくれます。

「何でしょうか?」

時に哲学のような深刻で考えさせられる話だったりもするのですが、ダジャレを言ってくれたりもします。

「意味わからん!」

そう返せば、「だから…」とそのダジャレの説明を始めてくれたりもします。

Twitterを見ながら、「へぇ、楽しそう!」そう思いながら「イイね♪」させてもらっています。

今日はどこで、楽しい夢を見ているんでしょうか?

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