自家用車を車中泊仕様にする時の注意点

 本格的なキャンピングカーまでは…

軽キャンカーと言っても、新車なら300万円ということだってあります。

ハイエースをベースにしたら、金額は500万円以上になるでしょう。

ベース車両の差でも金額はかなり違います。

マイクロバスを使ったモデルになれば、1000万円オーバーも珍しくありません。

日本一周という夢や目的が有れば、高額なキャンピングカーも購入しても後悔はないでしょう。

しかし、まだリタイヤするには先が長い人にとって、高額なキャンピングカーを購入するのはとても悩むことではあります。

そこで思うのが、今の自家用車で「車中泊できないか?」ということ。

まずは楽しんでみるという選択肢、良いですよね!?

「車中泊仕様に手を加えられた車」増加中!?

最近、YouTubeなのでも、格安の軽トラやハイエースを手に入れて、自分でDIYしながら楽しむ人を見かけます。

DIYって楽しいですし、こみちもそれで「第二種電気工事士」の資格を取ったくらいです。

「何、その資格?」と思う方に簡単な紹介をさせてもらうと、「自分の家でコンセントを増設しても良い」資格です。

逆に「資格がないとしてはいけないの?」と思った方もいるでしょう。

「ダメなんです!」

やはり、電気は配線を間違えると危険ですし、漏電すると側に近づいただけで感電する可能性もあります。

なぜ、こんな話を持ち出したのかというと、手軽な「DIY」も大掛かりに行う時は手順や手続きが大切って話なんです。

車の場合、2年に一回とか、毎年とか、車の用途によって「車検」があります。

この「車検」では、公道を走る車に必須で、「車の安全性」や「公害防止」などに適合したいるかを確認する検査します。

もしも、この確認が行われていない車両を公道で走らせている場合、「違法改造車」と判断される可能性が高いでしょう。

公道で警察官に呼び止められた時、当然ですが違法改造車は罰金の対象になります。

しかしもっと注意したいのは、自動車保険などの支払い対象から外れてしまうケースです。

保険会社は、安全性の確保された車を基準に月々の保険額も決めているので、違法改造車になった車では「契約違反」を言われてしまうこともあるでしょう。

そうなれば、「ちょっと気軽に楽しみたいだけ」のつもりが、大きな代償になることも考えられます。

つまり、ポイントを抑えた「DIY」には意味があるのです。

大まかポイントを紹介すると、

車の長さや高さ、幅に関して4センチ又は2センチ以上の変更があった場合。

リアシートを外し、乗車定員が変わった場合。

屋根を切りオープンカーにしたり、車の「形状」に変化があった場合。

最後がボアアップなどでエンジンを交換したり改造した場合。

実は最近見かける、ハイエースなどのリアシートを外し、その車内をDIYして床材を貼り付けたり、ベッドを作ることが流行っています。

キャンピングカーを購入するのって「高価」というイメージから、「自分で作れば楽しいし」という発想なのでしょう。

しかし、先にも紹介したように、屋根にソーラーパネルを乗せる改造も、リアシートを外して床にフローリング材を敷き詰めるのも、原則からすると「改造」の範疇に含まれます。

ただしポイントとして、規定内であれば車に「物」を乗せることは認められています。

つまり、例えばフリードを使い、シートをフラットにして、そこに寝心地向上を目的にマットを敷くようなアレンジは、「改造」とは呼びません。

ポイントは、積み込んだ物が容易に持ち出せるかどうか。

溶接したり、ボルトなどで固定したりする行為は、「改造」に含まれます。

車内に衣装ケースを置き、キャンプ道具をしまうのはOKですが、棚をDIYで作り車内に固定すると「NG」なのです。

そうなると、意外に自家用車に手を加えられる範囲って限られてしまいます。

そこで、次のステップとして、「構造変更」があります。

大掛かりな改造をしたい時は「構造変更」に沿った内容で!

最初に知って欲しいのは、例えばリアシートを一時的に外して、次の車検時に戻せば良いのかということ。

考え変えようによっては、「車検」時に基準を満たしていれば問題ないようにも思えます。

しかし、事故などが発生した場合、保険会社は現場確認をするはずです。

もしもそこで「契約違反」を見つけたら、保険金の支払いがスムーズではない可能性が出てくるでしょう。

そう考えると、「改造」に含まれる手を加えた時点で「構造変更」を申請し、車両の検査(新たな車検)を行う方が後々のリスクは軽減できます。

言い換えれば、キャンピングカーを製造販売しているビルダーは、実車を改造する以外に、この書類申請も行っているということです。

基準を満たした「改造」なので、安心して使用できるというわけです。

楽しむためにキャンピングカーを使うのに、「違法かも?」と不安に思いながらでは楽しくありません。

「餅は餅屋」という言葉がありますが、素人的に「何でしないの?」って話、実は制約があるからなんですよね。

注意したいポイントです。


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