今日も5キロのランニングだったのですが
準備体操を終えた頃、向こうから走って来る褐色のランナーが目に入りました。
走り慣れたランナーのようで、短パンから見える足はかなり筋肉質でした。
目の前を通り過ぎて、車がさらに横断して、それから後を追うようにこみちも走り出しました。
目の前に見えるランナーは、約50m距離があって、でもそのフォームを確認するのは十分な距離でした。
見た感じ、ケイデンスは190で、膝下を積極的に使うフォーム。
元陸上部というよりも、社会人になってランニングを始めた感じのフォームでした。
こみちはと言うと、走り出してまだ動きにも慣れていないので、ケイデンスは170前後です。
ただ先行者に離されないようにと思ったのか、ペースは一気にキロ4分15秒まで上げていました。
実はその先を右に進むのがいつもコースで、先行者は左だったのでどうしようかと思ったのですが、ランニングを始める前に家の庭の芝刈りを2時間ほどしていて、その疲れもあってついて行けないと感じ、別々の道を選びました。
別れた後、一度ペースがキロ4分40秒まで下がり、その後はじわじわとペースを戻してキロ4分15秒で走ります。
走りながら、膝下を積極的に使うフォームのことを考えていて、確かに筋力がないランナーはそのフォームで走るとピッチ走法なので楽に走れます。
ただ、こみちの経験では頑張ってもキロ4分で走り続けるのはストライド幅が伸びないので難しく、また心拍数も上がりにくいので運動効果も低くなりがちです。
実際、先行者する方のペースは、キロ4分45秒くらいだったと思いますが、淡々と走り続ける走力は頼もしくも感じます。
そのペースであれば、サブ3.5は達成できるでしょうし、フルマラソンよりも長いウルトラマラソンなどに出場しているかもしれません。
それくらい淡々と走られていました。
世界陸上などで10000mを走る選手で、膝下のフォームで走る方など見かけませんが、ペースを上げないのであれば、市民ランナーとしては悪い選択ではないかもしれません。
こみち自身、そのフォームに戻そうかと思ったりしましたが、今の乗り込みを意識したフォームのまま走りました。
キロ3分45秒ペースやキロ4分ペースなど、疲れつつも乗り込みを意識したらペースが上がります。
後半、疲れてペースが落ちて、キロ4分45秒ペースくらいにもなりましたが、大きな違いはその後にまたキロ4分15秒ペースに戻っていることです。
ケイデンスはほとんど同じですが、ストライド幅が10センチくらい変化して、それで簡単にペースも変わります。
膝下を使うフォームは、股関節を使っていないので、ペースが上がってもストライド幅が狭く、こみちではキロ4分ペースがキツいです。
ですが、股関節から動かして走ると、推進力に合わせて走ることで、楽に速く走ることができます。
サブ3.5ではなく、サブ3やもっと速いサブ40のようなペースで走るなら、膝下走りはどこかで決別する時が来るでしょう。
プレート入りや転がしやすいシューズを使えばペースも上がり、市民ランナーにとっては膝下走りってなかなかやめられないものかもしれません。
実際、久々にあれだけテンポの早いフォームを見ていると、こみちにはキロ3分20秒くらいで走る感覚になり、勝手に焦らされます。
ストライド幅が110センチくらいに見えたので、キロ4分45秒くらいに思えました。
もしかするとキロ5分縛りで走っていたのかもしれません。
何度も時計でペースを確認されていたので。
競技志向なら、5キロで終わるのではなく、20キロくらい頑張る気持ちも必要ですね。
キロ4分45秒ペースのランナーを目の当たりにして、その気迫に圧倒された気がします。