今朝も5キロを走ったのですが
ただ「走る」という意味で、現状、キロ3分台は特別なペースではありません。
手足を動かして、到達できることが分かっているからです。
でもランニングを始めた一年数ヶ月前、一瞬だとしてもキロ4分辺りが限度でした。
その内、ランニングにも慣れてキロ3分台を瞬間的に記録できるようになったのですが。
当時と今を比べて、何がどう違うのか。
それは足のスイング速度だと思います。
スイング速度…、つまり足を押し下げて引き上げるまでの時間が短縮したということ。
ただ押し下げる。ただ引き上げる。
それなら力いっぱい行えばいいのですが、押して上げるには途中で減速しまた逆方向に力を発揮させる動きに耐えられなければいけません。
それには腹部回りの筋力や腸腰筋、臀筋など、ランニングではその辺りの筋力が欠かせません。
さらに言えば、こみちのように運動経験がない人が練習する時、筋肉を酷使し過ぎるとケガをします。
筋断裂のようなケガになれば、地面に足をつくのも大変で、走ることもできません。
こみちもそこまで大きなケガではありませんが、筋肉を傷めて1ヶ月くらい走れないということも数回経験しています。
過去に知り合いの方でランニングを始められたのですが、やはりケガをしてやめてしまいました。
つまり、ランニングのスキルアップは、言ってしまえばスイングスピードも一因です。
しかしこれもなぜ速くできるのかを掘り下げると、筋力やバランスなど、いくつかも部位に着目しなければいけません。
しかもただ練習すればいいということではなく、自身の体力や筋肉の質、体調などにも考慮して運動負荷や持続時間をコントロールすることも求められます。
そして、結果的にスイングスピードが向上すると、今の普通のつもりで走るペースが以前なら相当に頑張っていた状況だったりするのです。
しかも、リラックスしている度合いは全く違うので、同じペースでも疲れ方が違います。
体が動きにも慣れてくれば、静止状態からジョグをしても、気づけばキロ5分ペースになりますし、体調が良ければさらにキロ4分台にもなっています。
メリハリをつけて走るとさらにペースも上がり、今はキロ3分20秒ペースになっていると「いつも通り」と思えます。
ダッシュで走って到達しているペースではなく、ランニングとして足を回しているだけなのがポイントです。
別の機会にも触れていますが、乗り込みから振り出しの処理が上手くなれば、足を回せば押し込みもしていますし、骨盤からしっかりと動いているはずです。
特に最近、ペースアップしても体がブレなくなりました。
ペースそのものは頭打ちを感じますが、以前よりも安定感が増しています。
履いているレボリューション7が安定感の強いシューズで、それも関係しているのかもしれませんが、スイングスピードとは別に、スイング軌道が変わらないようにもなりました。
たまに街中を車で移動していると、歩道を走るランナーを見かけます。
いい感じのペースで淡々と走られていて、ふとペースが気になります。
キロ4分ペースは、時速15キロで、自転車を普通に漕いだ時と同じくらいです。
そう考えると、キロ4分ペースで走っているランナーはそう多くありません。
ランニングというよりもジョギングという感じで、心肺機能を刺激してスタミナの強化を狙ったトレーニングになっているからでしょう。
こみちも日中に市街地を走って、キロ4分ペースにはあまりなりません。
継ぎ目のある歩道では走り難いですし、脇から歩行者や自転車、車が出て来るかもしれないからです。
なので、速くてもキロ5分ペースでしょうか。
多分、見かけるランナーの方々も同じで、安全の確保できない場所ではペースも落として走るのが正解でしょう。
でも、ペースを落としても足のスイングスピードってある程度予測できます。
というのも、関節の使い方が柔らかい人はやはりスイングスピードも高くできるからです。
ランナーではなかったのですが、たまたま見かけた方がとてもキレイなフォームで驚きました。
別に速くも走っていませんが、あれだけしっかり足が使えていれば、少し本気になればかなり速いだろうと思わせます。
いずれにしても、スイングスピードを高めることで、ランニングのペースは上げられるという話でした。