「アイドル」の志望動機に思うことを浅く掘り下げる

「 アイドル」って何だろう?

イラストとYouTube に公開するようになって、そのテーマ探しから見つけたのが「乃木坂46」でした。

一年前には名前と顔が全く一致しないくらいで、大勢の女の子という印象しかありませんでした。

ただ秋元康さんが作ったアイドルとして「AKB46」がいて、その姉妹グループがあることくらいは知っていましたが、乃木坂46がどんなグループなのかは答えられなかったです。

確かファーストテイクで、いろんなアーティストの歌を聴き、その中で生田絵梨花さんたちが出演されていて、何となく一番目立つ彼女のイラストを描いた感じです。

その後、後追いで共演していたのが、久保史緒里さんや賀喜遥香さんだと知って、段々と関係性が分かって来た感じです。

その後、日向坂46のことも知り、加藤史帆さんや齊藤京子さんも分かるようになります。

アイドル目指した彼女たち

時代だなぁと思うのは、アイドルを目指す彼女たちが芸能志望一本で生きてはいなかったこと。

高校時代にも部活や勉強で努力されていて、偏差値65、70を超えるような進学校に在籍していた人もいて、有名な大学にも通い、ビジュアルだけではなく、先が見えない時代の中でもしっかりと進まれているのが凄いと思います。

もちろん、勉強ができることだけが人生だとは思いませんが、「バラエティー班を目指したい」とか、「特技は〇〇です」とそれこそ自身の可能性を10代の時に意識していることにも驚かされます。

さらに、オーディションで志望動機を聞かれた時に、「人生に躓いた人にも笑顔を届けたい」という挨拶をしている人まで。

中には、学生時代に友だちとの関係で苦しんだり、素を出したことで友情が壊れてしまったりと、いろんな辛い経験を経て、なおアイドルを目指したという人もいて。

考えてみれば、毎年東大に数千人が合格します。

さらに有名な大学まで含めれば、受験生の上位一万人くらいは一流と呼ばれる大学入学できるでしょう。

一方でアイドルのオーディションは、数万人中から数名というレベルで、しかも学力テストのように得点だけでは決められないような潜在的な資質で合否が決まります。

いきなり話が飛びますが、叶姉妹の出演されているラジオ番組を聴いたことがあるでしょうか。

そのラジオが評判だと知り、YouTube で視聴させてもらったのですが、その時に改めて気づいたことがあります。

本来、芸能人って成りたくてなれる仕事ではなくて、成るべきしてなるということなのでしょう。

確かに歌やダンスを学べば、上手になっていきます。

でも上手いのに売れない人って、やっぱり売れている人とは何か違います。

簡単に言えば「オーラ」みたいな雰囲気だと思うのですが、叶姉妹のトークを聴いていて、それを強く感じました。

アナウンサーのように明瞭に話しているだけではなく、聴いていて癒される感覚があります。

どうすればそれができるのかは、きっと売れたいタレントなら誰もが思っているでしょう。

しかし、それは勉強のように努力しても成果が見えないから厄介です。

話をアイドルたちに戻すと、彼女たちは生まれ育った場所でも生きられたと思うのですが、アイドルになってその役目を受けて、さらに輝くと思います。

こみちは介護福祉士の有資格者で、高齢者の介護をしていた経験があります。

どう接すれば、彼らの幸せに寄り添えるのかを考えて働いて来ました。

しかし、同じ介護士でも癒せる人と癒せない人がいて、また将来的には癒せるのに、早い段階で挫折し辞めてしまう人もいます。

本人としては合わなかったということなのでしょう。

しかし、適性があっても、そのまま素直に成長せずに終わってしまうケースはかなり多いものです。

要領がいい人を見て、自身を否定的に感じたり、歌やダンス経験がある人と自分を比べて挫折感を持ったり。

でも、3年もあれば、どんな人だって中級者にはなれるでしょうし、逆に資質は10年掛けても育ちません。

もったいないなぁと思うアイドルもいます。

でも、それが悪いことではなく、彼女にとっての人生の選択なら仕方ありません。

例えば、乃木坂46には5期メンバーが加わり、その個性にも段々と気づけるようになりました。

パッと目立つ人。じわじわと魅力が伝わる人。

そんな風に見るようになって、アイドルという存在は今までとは全く異なる存在にも感じます。

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