「旅をする」 だからこそ「自転車」という選択肢を掘り下げる!?

 「スポーツバイク」なら30万円オーバーも!?

例えば、折り畳み自転車なら10万円が上限。

でも本格的な「スポーツバイク」になると、スタートが10万円から始まるともいう。

以前なら、車とバイク、自転車の違いは価格さにあって、こみちの場合は車とバイクが100万円で、バイクと自転車が10万円だった。

というのも、大昔、原付バイクは10万円前後で新車が買えたからだ。

その感覚で考えると、折り畳み自転車に10万円というのもなかなかイメージできない。

でも、ダホンの折り畳み自転車を実際に見れば、細部まで作りがしっかりしているし、今どきの感覚で値踏みすると5万円以上するのは容易に想像できるだろう。

例えば、ダホンの折り畳み「K3」は、7万円代から10万円くらいで販売される人気の車種だ。

7キロ代と軽量で、電車移動を想定した輪行をするなら、大本命と言える。

以前は、トレンクルというパナソニックから販売されていた6キロ代の自転車もあったが、大きな違いは想定している走行距離だろう。

トレンクルの場合、一速しかないので、あらゆる路面を快適に走行できるとは言いがたい。

一方のK3 は三速で、もちろん万能とは言えないが、この装備差がもたらす走行性能は大きい。

こみちが愛用しているダホンの20インチはもう10年以上経過した年代ものだが、凡人の脚力で片道10キロは余裕で走れる。

14インチ化されることで、クイックさがどれくらい影響するのか気になるが、トレンクルもかなり小径だったから、両車の比較ではK3の方が走行性能は高いだろう。

例えば、片道10キロ圏内をカバーできれば、最寄り駅から走れば、それこそ旅先でかなりの広範囲をカバーできる。

スポーツバイクの場合、そんなK3でも及ばない高い走行性能と長距離ライドが可能だ。

自転車雑誌の企画で、東京大阪間500キロを二日で走破した特集記事が掲載されていた。

一日あたり250キロ。

そこまで来ると、原付バイクでの移動と肉薄する。

もちろん、エンジンの走行性能を脚力でカバーするのは難しいとしても、どんな旅を求めるのかと考えた時に、原付バイクが全ての面で優れているとは言い切れない。

走る気になれば、一日あたり200キロを超えた移動ができるというスポーツバイクの実力を知り、改めて自転車の可能性を見直した。

中高年の方たちが、週末にスポーツバイクで走行している姿をよく見かける。

車ならもっと遠くまで快適に走れるだろう。

でも、自転車で走る喜びはまた違う。

車、バイク、自転車とそれぞれに得意な分野が異なるが、人によってどれから選択するかは旅の目的で変わってくるだろう。

特に自力で移動する自転車の奥深さは、中高年になってこそ感じるのかもしれない。

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