道の駅での「車中泊」の限界ラインを確認してきました!

 できるかできないかではなく、継続する状況かいなか

先ず最初にこみちは「車旅」を通じてYouTubeの広告収益を狙っています。

そのためには「停車場所」の確保は、大前提のポイントです。

キャンプブーム、キャンピングカーブームの起こったここ数年前から、「道の駅」を車中泊の候補地としている方をよく見かけます。

こみち自身は、まだ「道の駅」で一泊したことがありませんが、これまでの車中泊(ここでは夜中から朝方まで車内で過ごしたを指している)経験を踏まえて、継続可能な状況なのかを検証したいと思っていました。

というのも、先ず道の駅の駐車場に一般車両として停車する場合、全長5メートルを超えるとかなりの確率で何らかの制限を受けると感じます。

もちろん、無理をすれば止められると思いますが、混み合う駐車場や人が行き交うような状況を想定した時、「自分の車が邪魔になっている」と感じるからです。

それは横幅にも言えて、感覚的には2メートル以内がいいところでしょう。

長期滞在型キャンピングカーとは?

国内の状況を踏まえると、キャンピングカー単体で一週間を超える長期滞在はほぼ不可能でしょう。

その理由は、その期間中無補給で車旅を継続できるスペックではないからです。

それは、国内最高峰の一台と言われるnutsのボーダーバンクスであっても厳しい条件でしょう。

具体的には、満タンにしていた燃料が保つのか。水や食料の確保、ゴミ処理等々、やはり定期的に補充しなければ、キャンピングカー単体での継続的な使用は無謀です。

一方、ボーダーバンクスの車内スペースがあるなら、夫婦2名が朝から晩まで車内で日常生活を送ることは十分に可能でしょう。

例えば、作家、イラストレーター、投資家のような仕事をされているなら、全国各地を転々としながら、仕事を継続し、車旅を続けることは十分に可能です。

ただ、作家やイラストレーター、投資家のような仕事に共通するのは、誰もができる仕事ではなく、その肩書きで食べていけるまでが容易ではないはずです。

可能性としては、YouTube チャンネルを運営し、広告収益で生活するという方法でしょう。

しかし限られた人数や車内環境を考慮すると、動画コンテンツのメインテーマもある程度絞られてくるので、どんな内容で存在感を出していけるかがポイントになってきます。

実際に「道の駅」の駐車場に車を停めてみて

夕方になると、日中の騒がしさも次第に薄れてきます。

しかし、駐車場に車が一台もいなくなるという状況ではなく、やはり配達系のトラックや営業車、同じように車中泊狙いの一般車など、道の駅によっても異なるとは思いますが、閑散としているようで静寂とは無縁な車外環境です。

持ち出した車は、キャンピングカーではないので、完全な目隠しができる訳ではなく、また車内の生活音が漏れない訳ではありません。

それは、車外音が聞こえることを考えても簡単に想像できます。

つまり、車内で仕事をする場合、映像にナレーションを加えるという作業も、少し外の様子が気になります。

こみちの場合、「ちょっと難しい」と感じました。

これは今後、例えばYouTubeの広告収益を狙って仕事にした場合、動画編集をどこですれば良いのかにも関わります。

実際に行っている方からすれば、「十分に可能」と判断しているかも知れません。

しかし、今日、たまたま隣に営業車が停まり、車内で時間調整でもされているのか1時間以上も乗車されていたので、こんな場合に音声録音など恥ずかしくてできないと思ってしまったのです。

それこそ、小説などライティング作業を行うために、外音を消すノイキャンの付いたヘッドホンで補うのとは勝手が異なります。

ちなみに、窓越しに中が覗ける状況で、車内でのイラスト作成も何か不便でした。

現在、YouTube にて車中泊動画を公開されている方々は、相当にハートが強いのだろうと思ってしまいます。

こみちは、やっぱり落ち着かないです。

家にいる時とは同じにはなりません。

これはきっとキャンピングカーで窓を完全に閉じられたとしても、生活音を消し切れないのは、それこそ「野宿」の感覚に近いからです。

結論はここ

先ず、車両という選択肢では、大きさは一般車両と同じスペースに収まること。

さらに外観は一般車両と同じか、見分けがつきにくいこと。

つまり、キャブコンはどんなに高性能でも今日訪ねた状況では「道の駅」で使いこなせません。

それらを踏まえると、日中の使用限定で、簡単なパソコン操作(文字打ち程度)ができたり、出来合いの食品で飲食したりが限界ではないかと思います。

もちろん、季節によっては夜を明かすこともできるでしょうし、車両での仮眠もできない訳ではありません。

でも、自宅や宿泊施設と比較すると、その差は歴然ですし、安心感という意味で同レベルでは考えられません。

これはボーダーバンクスであっても同じことで、例えば車の周りや車のボディーに何らかの音がすると、どんなに快適でも車外が気になって落ち着かないのは簡単に想像できます。

夫婦旅では、夜間時のトイレなど、車内装備によっては毎回二人で屋外のトイレまで行くようになるなど、治安面の懸念は移動するキャンピングカーだからこそ付き纏う問題です。

車としての性能や装備は別として、車内スペースとして考えるなら、フリードの空間を最低限として、ナローのハイエースを最大限としたあたりで、パソコンが置けるテーブルがあると、時には食事もしやすいでしょう。

トイレ、電子レンジ、ベッドがあると格段に利便性が向上しますが、無理に8ナンバー取得を理由にして、外観の大幅な変更は一般人から目立つこともあるので、どこまでを求めるかはそれぞれの目指す車旅の質で変化します。

ただ、今回、そんな可能性を検証するつもりで道の駅を訪れましたが、道の駅だけで日本を巡るのは無理がありますし、本格的なキャンピングカーであっても一週間を超えて無給は難しいはずです。

いろんな意味で、一般車両であればワゴン系、キャンピングカーならハイエース、NV200あたりが候補になるのでしょう。

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