ある海外渡航のYouTube 動画から
最近、世界各国の街並みをカメラで撮影したコンテンツを見かけます。
今はどうか分かりませんが、過去にNHKでも同様の手法で番組が作られていました。
日本とは異なる国の様子を知りたい時、それこそインターネットで検索すると首都や人口、主な産業や治安など、気になることを調べられます。
しかし、文字として得た情報だけでは、絶対に伝わらないのが「現地の様子」でしょう。
どんな景色で、そこに誰がいて、何をしているのか。
もっと言えば、どんな言葉や表情で話し、どんな暮らしを営んでいるのかは、現地を肌で感じる以外なら映像という手法が有益です。
では、国内を車旅した時、北海道と九州の違いはどこにあるでしょうか。
例えば車中泊をして、車内調理と寝泊まりするだけなら、庭先でも十分でしょう。
テレビと違って「ヤラセ」の制限も少ないなら、YouTubeで「車中泊」をテーマにしたチャンネルを開設し、そのすべてを庭先撮影するのです。
そして、動画最後にメーキングを追加し、「これ庭先?」とネタバレしたとしても逆に受け入れてもらえる気がします。
その分、車内調理で凝った料理を作って見せると言う展開もできます。
一方で、「現地」にこだわるとするなら、「何に対して」なのをもっと深掘りしなければいけません。
そう考えた時に、例えば快適装備のキャンピングカーで一気に高速道路を移動し、メジャーな観光地を巡り、そこで有名な料理を食すると言う構成で、自分が思い描く「車旅」を伝えられるでしょうか。
「現地で何をするか?」
移動中の変化を見せたいなら、それこそ「車」より「バイク」ですし、「自転車」ですし、「徒歩」なのです。
また、一回の配信時間を約「10分」とすると、連続撮影時間も1時間を超えるような想定は必要ないでしょう。
と言うのも、高画質な映像を長時間録画した後は、それを編集するパソコンも自ずとハイスペックに限られます。
こみちが思い付いたのは、「旅先で描いたイラスト」を紹介するコンテンツ。
これでめちゃくちゃ視聴されるとは思えないですが、総合的に考えるとその辺に落ち着きそうです。
ただ、「車旅」で視聴に耐え得るコンテンツを作れる気がしません。
何より、「これをメインテーマにしよう」と言う目的が見つからないからです。
DAHONのK3を買って、サイクリングと輪行、さらに立ち寄った先で「イラスト」を描く。
ただ、大昔ならまだしも、今って描くより簡単にもっとキレイな写真が撮影できてしまう時代ですから。
旅先で描く必要性ってありますか。
冒頭で紹介したような、旅先での様子を流すように撮影した映像の方が貴重ですし、見たいと思ってもらえるでしょう。