ポータブル電源という選択肢

ポータブル電源を使うと

キャンピングカーに対する漠然とした憧れは、誰にでもあるだろう。

好きな場所にいつでも移動して、ゆったりとした時間を過ごす。

しかし、意外と現実はうまく行かないことも多い。

というのも、自由の象徴とも言えるキャンピングカーだが、思ったほど自由ではなく、そこはしっかりと大人としてのマナーが求められる。

例えば停車する場所。

大きく目立つキャンピングカーを許可なく止めていれば、やはり周囲からの批判に晒される。

だから乗り入れ可能なキャンプ場や、外部電源など装備も充実したRVパークを使うことになる。

もちろん、一時的には一般車に混じって道の駅やサービスエリアに立ち寄ることもできるが、それが丸1日を超えてしまうと注意も必要だ。

最近はキャンピングカーに限らず、一般車でも車中泊を認めない道の駅も存在するから、キャンピングカー購入前からしっかりと使い方をシュミレーションしておくべきだろう。

例えばポータブル電源もバリエーションが増えて、パソコンが使用できるくらいのパワーもあれば、電子レンジやドライヤーなど、割と強力な電力を消費する家電もあって、用途に合わせて希望の「出力」を選択したい。

一時期は、1000w対応のポータブル電源が登場し、これなら多くの家電をどこでも使えると思ったものだ。

しかしながら、すでに1500w対応モデルも販売され、2000w対応も今年中に販売予定というから驚く。

それだけポータブル電源の蓄電を支えるバッテリーが高性能化され、手軽に扱えるようになった。

例えばキャンピングカーでも、少し装備に着目すると、車内で使用できる電力量に幅があると気づくだろう。

外部電源を取り入れられる時のみとか、総出力300wまでとか、やはり家電を気軽に使うことはまだまだ特別なことだ。

しかし、本体重量10キロから15キロくらいのポータブル電源はとても大容量の蓄電能力と、家庭で生活している時に使う感覚で家庭が使えたりする。

例えば車内調理というと手軽さから「カセットコンロ」を使うことが多い。

ただ気になるのは一酸化炭素中毒や引火の危険性で、車内の限られた空間で火を扱うことになるから一層の注意が求められる。

もちろん、ポータブル電源を持ち込めば、ホットプレートや炊飯器まで使えるとしても、注意は同様にしておいたほうがいい。

カセットコンロで使用する缶は割と旅先でも購入できる。

ただ強火で使うと1時間程度で空になるから、夫婦二人だとしても使う時は日に1本使うこともあるだろう。

特に空になった缶を捨てられる場所が見つかりにくく、完全に空になった後に穴をあけるなど手間も掛かります。

こみちの近所でもスーパーなどで引き取ってもらえないことも多く、自宅に持って帰って処分することも珍しくありません。

一方でポータブル電源の場合は充電方法に注意しましょう。

キャンピングカーの場合は、主に3パターンがあって、走行による発電を利用したり、屋根に設置したソーラーパネルを使う方法、最後が自宅やRVパークのような装備が整った場所で外部を活用するのが一般的です。

また、持ち運び可能なポータブル電源では、宿泊先にあるコンセントでも充電できたり、別売のソーラーパネルでも可能です。

キャンピングカーのメーカーでも、充電の早さをセールストークにしていることも多く、それを言えば蓄電量同等に充電時間の短縮が求められます。

ただしっかりとした走行で4時間を超える充電時間が旅先で確保できるかはスタイルにもよるので、最悪の時には充電装備がある施設を活用しなければいけない。、、

1500wとはどれくらいのパワー!?

大半のホットプレートが使用可能でしょう。

と言うのも、家庭用コンセントで可能な電力量は1500wまで。

つまり、1500wまで使えると言うのは、自室にいる時と同じ感覚でいられます。

コーヒーメーカーも人気のデロンギなどは1450wとかなりの消費電力で、以前のポータブル電源では動かせなかったほどです。

また、炊飯器とケトルと言うように、車内で朝食を準備したい時も1500wまで使えるのは本当に便利でしょう。

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