バンライフでコンテンツ化できるのか?

 キャンピングカーを使ったビジネスの模索

テレビ局では、自社だけでなく製作を依頼をして、ロケ班を送り出します。

実は、こみちが以前勤務していた会社にも取材班が訪れて、業務の様子や新開発した商品について取材されることもありました。

YouTube で動画撮影をされている人で有れば、特に目新しい話ではないですが、オープニング用やら、本編、エンディング用とテキパキカット別に撮影が進みます。

カメラ一台で済ませることもあれば、複数台をスタッフがグループに分かれて撮影したりもします。

特に社内だけでなく、屋外撮影が時間的に制約される時はロケ班も手際良さが求められるのでしょう。

例えば一回の撮影で2時間を使い、撮影動画の確認を済ませたら現場を離れて、今度は放送用に動画を編集しなければいけません。

テロップやら、ナレーションやら、テレビ局であれば分担される業務だったりします。

しかし、一般的なYouTuberであれば、場合によっては一部又は全部を外注費として製作することになるでしょう。

人気の高いチャンネルを運営できているなら、製作依頼を外注に任せて、魅力的なコンテンツの企画に専念できるわけですが、キャンピングカー関連の動画を見る限り、人気あるチャンネルもあれば、これから人気獲得を目論んでいるチャンネルもあります。

人気のあるチャンネルの共通点

実はこみち自身もYouTubeにチャンネルを持っています。

しかしキャンピングカー関連ではなく、描いたイラストを載せただけのチャンネルで、心優しい人が温かく支えてくれているというのが実情です。

ただ単純にどんなものなんだろうからスタートしたので、今にして思えば反響が薄いのも当然だと感じています。

実際、チャンネルを開設したことで、人気あるチャンネルを運営される方には共通点があることにも気づきました。

特にある程度の年齢層が視聴するであろうキャンピングカーを扱うなら、押さえるべき共通点もより絞られると感じます。

もしもこみちがキャンピングカーを使ってYouTubeチャンネルを運営するなら、キャンピングカー選びから始めるでしょう。

予算に合わせて、選ぶべきキャンピングカーは3種類あり、チャンネル運営の内容も方法性も変わります。

最も高額な選択肢はnutsのボーダーバンクスか、日本特種ボディーの新型SAKURA、を選んだワンランク上のバンライフです。

ターゲットは別荘を検討していたり、国内外の旅行好きな方をメインターゲットとしたチャンネル運営です。

しかし、YouTubeの特性を考えると、さらに独自のビジネス展開も見越さなければ、旨味は少ないかもしれません。

次に選ぶとしたら、軽キャンカー又はナローのハイエース、しかも登録は8ナンバーに拘りません。

なぜ拘らないのかというと、乗用車でも真似できるバンライフをいうターゲットを狙いたいからです。

定番と言える「車中泊」や「車内飯」など人気あるネタを使って、幅広い視聴者にバンライフの楽しさを伝えられるチャンネル運営を目指します。

最後が、ミドルクラス。つまり全長5メートル以下のキャブコン又はワイドボディーのハイエースをベースにしたバンコンです。

500万円から1000万円の価格帯が多く、ファミリーユーザーや二人旅など、様々なニーズが見込めるでしょう。

それだけに差別化が難しく、犬や鳥などのペットなど、他のキャンピングカーオーナーとは異なる特徴が不可欠かもしれません。

顔出しして、自らが演者としてバンライフを実体験する様をコンテンツにしていくのも手法でしょうか。

YouTube もしっかりとしたビジョンが不可欠

同じようなコンテンツが並ぶ昨今のキャンピング系ですが、人気あるチャンネルがある一方で、これからさらに飛躍を狙っているチャンネルもあります。

中にはすでに数年前から更新が滞り、夢半ばで諦めてしまった方もいるほどです。

ビジネス化の原則を踏まえるなら、「大きなものに巻かれろ」がセオリーです。

つまり知名度や人気のあるチャンネルとコラボさせてもらえることが、成功の近道となるでしょう。

そうでないにしても、勢いが見込まれるカテゴリーに注目し、「釣り」や「料理」、「田舎暮らし」などがキャンピングカーと相性もいいチャンネルにも目を向けておきます。

キャンピング系チャンネルの全体的な印象として、イメージシーン中心のお洒落系で人気を稼ぐには、どうしてもキャンピングカーとは異なる特徴で魅力を稼ぎましょう。

しかし、キャンピングカーオーナーとしてコンテンツ化する場合、車体の購入費用を考えると採算が取れるまでに時間が掛かります。

ビジネス化という意味では、女性なら美容系体操のように再生回数が期待できるカテゴリー、男性なら改造テクニックなど、実益を兼ねたコンテンツが近道です。

それぞれの分野である程度の実績を残し、その後にバンライフへと移行するなどの工夫が必要でしょう。

また、キャンピングカーショーに足を運んで各ビルダーの新車紹介なら経費が抑えられるコンテンツになるかもしれません。

初めて購入する「キャンピングカー」を一緒に選ぶという目線で、運転のし易さや居住スペースの快適性、装備や価格などを紹介してもいいでしょう。

しかしながら、すでに知名度のある紹介系チャンネルは多いので、さらに用途や目的に応じた得意カテゴリーを絞り込んでも必要になるかもしれません。

電気系とか、ソロ系とか、温泉や車内飯など、初めてでも興味が持てそうな内容を中心に紹介することで、視聴者を獲得できると考えたからです。

実際、キャンピングカー関連は追い風ではあるものの、総合的にはコンテンツで採算化が難しいカテゴリーとも言えそうです。

収入源がバンライフのみというよりも、別の仕事を確立させた上で、バンライフやキャンピングカーへと幅を広げた方が勝算もみえて来そうです。

こみち自身は、キャンピングカーを使用した「バンライフ」でビジネス化は厳しいと感いています。

しかし、人気あるお洒落な映像で勝負したいなら、自然を多角的に取り込みたいのでドローンやハイエンドなカメラで映像の質をあげたくなります。

また、風や波、焚き火の微かな音質も拾いたいので、高音質まで拾えるマイクなどにも注目するでしょう。

ただ、そこで他者と差別化するにしても、YouTubeは再生回数で評価されるので、視聴回数にかけるコストが割高です。

好きなバンライフを続けてながらのビジネス化を模索するならまだしも、ビジネス化としてのバンライフチャンネルは運営するのは、コスパ的にも見直しが必要かもしれません。

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