キャンピングカーに乗ると
キャンピングカーに乗って旅に出ると、それまでとは異なる感覚で楽しめるでしょう。
一方で、バスコンやキャブコンのように大型のキャンピングカーは、自宅を出発する時も近所の視線が気になります。
「いってきます!」
元気よく出発を宣言したものの、全く隣人の反応が気にならない訳ではありません。
こみちもバイクで出掛ける時に大通りまで押していたことを思い出します。
そう大きな排気音ではないのですが、好きではない人にとっては耳触りに感じると思うからです。
同じように、悪いことをしているわけではなくても、どこかの駐車場に止めていれば、「キャンピングカーだよ!」と子どもやご主人が見つけてくれたりするものです。
まして、ちょうど乗り降りする時なら、声を掛けられることもあるでしょう。
もしもキャンピングカーが特別なものでなければ、ただ玄関ドアを開け閉めする人に「帰宅したんですね!」とは言いません。
でもそれくらい特別な存在だから、多くの人から注目されますし、マナー違反はできません。
YouTube チャンネルを運営
最近のキャンピングカー関連チャンネルは、本当に増えました。
こみち自身がよく拝見するのは、キャンピングカー本体の紹介をしているチャンネル、カップルや夫婦で車旅を楽しんでいるチャンネル、男性一人でRVパークなどで車中泊を体験報告しているチャンネルなどが多いようです。
また、個人的な関心から、車内でリモートワークしている方も気になって観ています。
例えば実際に地元の道の駅を訪ねて、その立地や駐車スペース、隣接する施設など、独自の視点から紹介したいと思ったとします。
しかし、先にも紹介しましたが、「あのキャンピングカー」が目の前に止まり、そこから誰か降りて来たものなら、「おお、降りてきたぞォ!」となるのは当然です。
まぁ、大きな声で駆け寄って来たり、キャンピングカーの周りを取り囲まれたりすることは無いと思いますが、やはり特別な存在であることに変わりありません。
思い過ぎという人もいるでしょうが、逆を言えばこみちはオーナーさんに話掛けてみたいですし、どんな風に過ごされているのか拝見したいくらいです。
するとむしろキャンピングカーを想定した施設を紹介するだけなら、一般車両を使って行動した方が目立たなくて都合いいこともあるでしょう。
キャブコンの快適性に憧れつつも、バンコンを選ぶ人は、「違和感なくていい」と思っているのです。
例えばnutsの製造販売しているバンコンには、運転席側の側面が10センチくらい出窓のように飛び出しているモデルがあります。
その工夫で、車内に広がりが生まれて、限られた空間を効率的に使えたりします。
しかし、「出窓」に気づけば「nutsのキャンピングカーだ!」と気になる人にはわかってしまいます。
面白いもので、マナーの良い人が乗っているキャンピングカーは良く見えて、逆の場合には購入候補から外したくなるのも少なからずあり得ること。
もっと言えば、目立つだけにキャンピングカーでの運転や行動は、「だから嫌なんだ」とキャンピングカーオーナー全員に言われの無い批判が向けられます。
事実、「あの車種に乗っている人は運転が荒い」と世間的に囁かれるのも、同じ現象でしょう。
長さ5メートルの駐車場に、5メートル20センチを止めていいのか。
少し工夫すれば、周辺に迷惑を掛けない止め方はあるはず。
でも、知っている人からすれば、「あるモデルはここに止めてはいけないはずだ」と影で言われてしまいます。
それくらいという気持ちと、周囲の評価は時に大きく異なっていて、チャンネル運営のためだとしても、それが許されないことは少なからずあります。
一般のテレビ番組であれば、出演者の食事シーンでも、時間帯やアングルを工夫して、周囲の一般人が映り込まないようにしています。
しかしYouTubeチャンネルの場合、一般人に混じって撮影をしていることも多く、注意しなければ迷惑行為になってしまうこともあるでしょう。
キャンピングカーショーの動画で、一般客がキャンピングカーを眺めていると、チャンネル運営者が真横で撮影を始めてしまうことも珍しくありません。
どこまでがセーフで、どこからがアウトなのかはとても判断が難しく、でもそうやって苦労して撮影してくれたからこそ、「ヤラセ無しの反応」を見ることができます。
理想としては、できるだけ車両名なども書かれていないモデルがよく、できることならメーカー車両と思ってくれたら嬉しいくらいです。
旅先でも、できるだけ気づかれないことで、実は取材する時は便利だったりします。
もっとも、バンコンでも天井にベンチレーターが付いていたり、8ナンバーだったりすれば、キャンピングカーだとバレてしまうのですが。