30秒の差で 何が違うのか?
こみちがキロ4分30秒ペースとキロ4分ペースで一番違うと感じるのはやはり接地感です。
擬音を使うと「グニュ」か「ポン」か。若しくは「グッ」かもしれません。
いずれにしても、接地している間に一瞬強い力が加わるかがポイントです。
例えば地面を後ろに蹴る動き。
こみち的な擬音では、「ヨイショ!」って感じ。
つまりどう感じているかというと、一瞬ではなく、かなり長い時間後ろに足を動かしているそんなイメージです。
走っている時って、毎秒数メートル前に進んでいるので、足を後ろに蹴ったという動きも、実はしっかりと後方に蹴っているのかはっきりしません。
特に一瞬で完結しないパワーの出し方は、前に進んでいる中ではかなりイメージと違うはずです。
「地面を蹴るな!」という指導者がいたら、蹴らないと進まないという大前提を否定しているのではなく、一瞬で完結しないパワー出力は無効になることが多いという話なんでしょう。
で、キロ4分30秒ペースなら、接地は「グニュ」と地面を蹴るや押す意識はほぼ含まれません。
体重を支えることさえできればいい。そんなイメージです。
ですがキロ4分ペースでは、ポンやグッになります。
つまり、地面で短い時間に力を加えるポイントが入ります。
押すためには、体がふらついていると定りません。
なので30秒ペースアップするには、接地でどれだけ安定し、リズムカルに走れているのかが問われるのです。
地面に伸ばした足で、体のブレを整える。キロ4分30秒ペースならそれができます。
しかし、キロ4分ペースでは、接地したら力を込めたいので、ブレを無くし、又は速やかにバランスを取ることが大切です。
そう考えると、意外と二つのペース差って脚力やパワーではないのかもしれません。
思い返すと、キロ4分30秒ペースが楽で、キロ4分ペースはキツい。
そんなイメージはない気がします。
走れている時はキロ4分ペースでも心地よく、走れていない時はキロ4分30秒がキツい。
フォームやパワー感は同じでも、接地がスムーズならキロ4分ペースにもなるし、どこかバランスが悪いとキロ4分30秒ペースにも苦戦します。
なので、キロ4分30秒ペースでこんなにキツいんだから、キロ4分ペースはもっとキツいというイメージは持たなくてもいいと思います。
ポイントは接地の処理がキロ4分ペース向けかキロ4分30秒向けか。
そこだけに思うからです。
キロ4分30秒ペースの接地で頑張っても、やっぱりキロ4分30秒ペースが心地よくなります。
キロ4分ペースはどこか無理している。
でも接地がキロ4分ペースになれば、今度はキロ4分30秒ペースで走るつもりでも、もう勝手に体がキロ4分ペースで動いています。
これは頑張ったからではなく、接地が変わったからです。
先ずはキロ4分30秒ペースで走りながら、走るテンポに余裕ができること。
接地を急がなくても、落ち着いて一歩ずつ動かせれば、フォームそのものが安定します。
その後は、いかに一瞬でパワーを出したいと思っても、なかなかできるものではないので、グッと乗り込んで走る感覚を動きの中で体験します。